今回は、実際にプラチナプリファードを2年、三井住友カードを10年以上保有し続けている私が、メインカードとしてプラチナプリファードを使ってきて感じたことをお伝えします。本記事を訪れてくださった方の多くは、プラチナプリファードはどれだけお得なのか、特典は充実しているのかなどを知りたいのではないかと思います。プラチナプリファードを発行しようか検討されている方は、本記事を参考にしてみてください。
【時間がない人用】作るべきか?
時短用に早速作るべきかを述べます。
すでに該当している方はもちろん、今後該当しそうな可能性があれば作ってよいかと思います。
基本情報(特典をメインに)
ここではプラチナプリファードの特典を中心に基本情報についてまとめていきます。まずはこちらの表をご覧ください。
プラチナプリファードはOlive版と通常版の2種類が存在します。違いとなる点は唯一「選べる特典」が存在するかしないか、です。とはいえ、ここが結論に絡んでくるので大事ではあります。
継続特典
前年の利用額100万円ごとに1万ポイントが付与される継続特典。
最大4万ポイントまでなので、400万円までの決済が対象です。
注意点は、これにプラスして通常還元の1%も付与されるという点です。
たとえば年間100万円を利用すれば、まずは通常還元1%で1万ポイント、そこに継続特典で1万ポイントの合計2万ポイントが還元されるということになります。最大400万円の場合だと合計8万ポイントです。
このように、プラチナプリファードは高額決済をすればするほどポイント還元が増え、お得になります。
なお、上記引用画像にある通り、集計対象外項目もありますので注意が必要です。
クレカ積立
プラチナプリファードにおけるクレカ積立の基本還元率は引用画像の通りです。
前提部分としては1%が付与され、さらに前年における利用額に応じて最大2%が継続特典として付与される仕組みとなっています。
以前の仕組みと比較すると正直こちらは改悪です。
そもそも上述した継続特典の上限が400万円までであるのに対して、こちらは500万円以上の決済でようやく最大還元率が適用されます。個人的にはこの辺りが上手く噛み合っていないなと感じています。
クレカ積立のみに注目した際の、Oliveゴールドとプラチナプリファードの徹底比較記事はこちらから。
Vポイントアッププログラム
特定の条件を達成し、スマホタッチ決済をすると対象店舗で最大20%が還元されるVポイントアッププログラムがかなりお得です。
とはいえ、最大20%を実現するためには住宅ローンやSMBCモビットの契約をする必要があり、10%前後に落ち着くというのが実情ではないでしょうか。それでも常時10%OFFと考えれば非常にお得であることに間違いありません。ちなみに私は11.5%です。
Vポイントアッププログラムを活用した史上最強ポイ活の紹介記事はこちらから。
プリファードストア(特約店)
プラチナプリファード限定の特典です。プリファードストアを利用すると、通常還元1%に加えて最大14%が還元されます。私がよく利用するのは宿泊サイトですね。過去には「一休.com」の還元率が高かったので利用していましたが、そもそもプリファードストアから外れてしまいました。
現在は「Expedia」を利用しています。
どのような店舗が対象になっているかご興味のある方は、こちらより確認できます。
外貨決済
外貨決済をする場合、通常還元1%に加えて2%が追加還元されます。これは日本にいても海外のサイトなどで外貨決済をした場合にも適用されます。絶対に海外現地で決済しなければいけないということではないので、条件が易しく優れた特典です。
選べる特典
Olive版限定特典です。プラチナプリファードの場合は毎月2個選択が可能です。私は「給与・年金受取」「ご利用特典」を選択しており、毎月300ポイント製造しています。
条件も易しく、毎月特に何もしないで300ポイントが入ってくるのでありがたいですね。
以上がプラチナプリファードの基本情報でした。ここからは私個人の実体験をメインにプラチナプリファードを発行すべきかどうかを述べていきます。
実体験あれこれ
そもそも発行した理由
この章では私がプラチナプリファードを発行した理由をお伝えします。いくつか理由がありますのでリスト化します。
正直下2つはあまり参考にしづらい理由かと思いますが、これが私の本当の理由なので隠さず記載させていただきました。言い換えれば、客観的にみると1つ目の「ポイ活に取り組みたい」という人にとっては活躍するカードであると思います。
1年目の話
プラチナプリファード1年目は2022年1月からです。2年以上前のことなのであまり理由は覚えていませんが、「初年度年会費無料キャンペーン」が来ていたタイミングだったことは覚えています。
参考画像のように当時のキャンペーンは4月末まで開催されていましたので、こちらが適用され初年度年会費無料で1年間保有することができました。
このように切替申し込みを行い、
2日後に無事審査通過しました。
また、当時はSBI証券とのキャンペーンも同時開催されていました。私はプラチナプリファードの発行と同じタイミングの2022年1月よりSBI証券の口座を開設し、このキャンペーンに参加しました。
このように2か月間満額積立(当時は月5万円)したおかげで、キャンペーンを最大限活用することができました。
なお、現在当時のキャンペーンページは三井住友側からすでに削除されているようです。代わりにこちらのWebページを参考資料としてリンクを載せておきます。
三井住友カード、「最大2万円!積立金額の20%がポイントでもらえる!『つみたて投資』はじめようキャンペーン」を実施 | 三井住友カード株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
その他初年度で大きく獲得したポイントは、プリファードストアに設定されている「一休.com」を利用した時や、
SBI証券とのキャンペーンに当選したこともありました。
(ここだけの話、当時はSBI証券とのキャンペーンも参加条件が易しく楽しかったのですよ。なお現在はコホンコホン)
2022年最後は外貨ショッピングです。付与日は年をまたいでいますが、利用は2022年内でした。
このように私は初年度からプラチナプリファードをフル活用し、ポイントをがつがつ貯めていきました。
さて、2022年度の合計利用金額は100万円を超えました。
(あまりにもプライベートかつお恥ずかしいので6桁から伏せさせていただいきました)
こちらの画像にもある通り、継続ポイントとして1万ポイント獲得予定となっています。
こちらが実際のポイント付与履歴です。予定通りしっかりと2月28日に付与されています。
以上が1年目の利用歴と獲得ポイントのお話でした。
2年目とOliveへの乗り換え
2023年、2年目です。2023年は3月よりOliveがスタートしました。もう1年ですね。私はこのタイミングでOliveプラチナプリファードに乗り換えました。
こちらが申し込み時のメールで、
1日後に審査通過のメールが届き、無事発行できました。
さて、ここで鋭い方はこう思ったかもしません。
「あれ、通常のプラチナプリファードはどうしたの?」と。
ご指摘の通りです。私はOliveに乗り換えると同時に、通常プラチナプリファードをノーマルNLへダウングレードしました。
こちらが切替申し込みのメールで、
その日のうちに切替え完了のメールが届きました。
プラチナプリファードを2枚保有するということは、その分2重で年会費がかかってくることを意味します。また、ややこしいのでクレカ積立、プリファードストア、Vポイントアッププログラムなどの要素を省いて考えてみますが、ざっくり年間800万円以上使わない限り2枚持ちのメリットが全くないのです。年会費優遇や利用年数で還元率上昇など、2枚持ちをした場合のみの特典が充実しない限りは必要ありません。
さて、Oliveプラチナプリファードにおいても2024年3月31日まで初年度年会費無料キャンペーンが開催されていました。もちろんこれも適用されまして、私の場合は2年間プラチナプリファードを年会費無料で保有することができました。こればかりはさすがに自分のタイミングのよさを褒めました(笑)。それでは2年目における特徴的な決済やポイント還元などをみていきます。
いきなり大きなポイント還元からです。
現在、当時のキャンペーンページとは仕様が変更されているようですが、こちらのキャンペーンが適用されました。これに関しては正直自分自身もらえるとは思っていませんでした。というのも、このキャンペーンは、過去に三井住友カードを「発行したことがある方」は対象外となっていたからです。こちらも当時のページ、条件とは変更されている部分があるようですが、具体的にはこのような感じです。
私は過去10年にわたって保有していたわけですから、対象外であると認識していました。しかし、これが間違っていたのです。どういうことか。
これは少し特殊な話なのですが、私は確かに10年以上三井住友カードを保有し続けています。しかし、大前提が「切替」から保有していたのです。途中で「プライムゴールド」や「プラチナプリファード」、「ノーマルNL」なども保有していたのですが、私はこれらを「アップグレード」、「ダウングレード」で「切り替え」ており、それはつまり「新規発行」扱いではなかったのです。
私はこのキャンペーンが適用されたことを知って初めて、この10年間の歴史を理解しました。
そのため、本記事をお読みの方にお伝えしたいことは、クレジットカードを発行する際はそれが本当に新規発行か、切替申し込みなのかを把握しておいた方が後々役に立つことがあるかもしれない、ということです。なかなかレアだとは思います。ただ、実際にこうしてキャンペーンに適用されてがっつりポイントを獲得できた事例もあるわけですので、頭の片隅に入れておいて損はないと思います。
私自身、クレジットカードが好きでポイ活に本気で取り組んでいなければ、たとえOliveプラチナプリファードを発行したとしても「キャンペーンが適用されるわけでもないし」と、それだけで満足していたかもしれないな、と振り返ってみて思いました。本気でやっていてよかったです。
続いてはこちらです。7月の通常利用の請求分です。プラチナプリファードは1%還元なので、実際の利用額はつまり……(気になる方は各自計算してみてください)。
確かに高額な買い物をしました。おそらく人生市場1番高価だったはずです。
とはいえこれは自分にとって必要な経費だったと思います。もっと早くに、それこそ幼少期にすべきことではあったなと、全てが終わった今は強くそう思います。
その他セブンイレブンの6%追加還元があったり(基本の1%と合わせて7%です)、
Vポイントアッププログラムの還元もしっかり受けています。
2023年最後はExpediaの追加還元です。
このような感じで、2023年もプラチナプリファード(Olive版)をメインとして利用していました。
ということで2023年3月~2024年3月までの決済額は200万円以上でした。そのため、継続特典として2万ポイントが付与されます。
このように「銀行」として継続特典が付与されていました。
3年目現在(2024年5月まで)
今年のお話です。
さすがに今年は年会費を支払いました。
Oliveプラチナプリファードの年会費はデビットモードで引き落とされました。こちらで設定したのではなく、三井住友側で「デビットにて引き落とします」とのメールが届きました。
2年間も無料で保有させていただけたので十分ありがたいことですが、人間とは欲深いものですね、せっかくなら3年目もと思ってしまう自分がいたことも事実です。
では今年のポイント還元について記載します。
特筆すべきは外貨決済でしょう。今年は外貨決済をする機会が多く、このように多くのポイントを獲得できています。
他にはSBI証券でのクレカ積立キャンペーンが始まっており、すでに還元されています(詳しくはこちら)。
本キャンペーンに関しては厳密には還元率が上がったというわけではなく、これまでの還元率が継続されているといった方が正しいです。もちろん月間上限が10万円まで引き上げられたため、1度に還元されるポイント数は2倍に跳ね上がっているため、過去1年間で獲得できた総ポイント数をこのキャンペーン期間中に取れる計算になります。その後は還元率が下がってしまいます。
還元率ダウンの改悪に注目すると非常に残念と言わざるを得ないのですが、キャンペーンをフル活用することで半年間で3万ポイントを獲得できることについては魅力的だと思います。私は基本的にポイントを投資に回しており、その場合インデックス投資の基本である「なるべく早く」を意識するとなると、短期間で多くのポイントを獲得できた方がありがたいのです。ポイント運用をする場合も当てはまりますね。
Oliveか通常か
基本情報の章で確認した通り、現在プラチナプリファードはOlive版と通常版の2種類が存在します。2枚発行することも可能ですが、前述した通り全くメリットがありません。むしろそれぞれに33,000円の年会費がかかってしまうのでデメリットにつながりかねません。
また、Olive版であれば選べる特典が毎月2個適用されるため、通常版よりも多くポイントを獲得できます。
以上の点から、私はOlive版の方をおすすめします。
総括して作るべきかどうか
それでは、私の実体験を踏まえまして本当にプラチナプリファードを作るべきかどうかをまとめていきます。
プラチナプリファードを作るべき人はこういう人です。
作成時のお得なキャンペーン一覧
この章ではプラチナプリファードに関するお得なキャンペーンについて解説します。
キャンペーンはOlive版と通常版とで分かれているのですが、ほとんど同じです。
Olive版(合計55,000円相当)
ポイントサイト(3,000円相当※変動あり)
まずはポイントサイトです。残念ながらOliveプラチナプリファードの案件は現状存在しません。
「Oliveフレキシブル」で検索をかけると、「Oliveゴールド」「Oliveノーマル」の案件がヒットします。ゴールドでは最大7,500円相当で出ています。ただしこちらはゴールドカードの発行が条件になっているため、たとえ上位のプラチナプリファードを発行したとしてもポイント付与は却下されます。
そのため、現在ポイントサイトを経由する場合はゴールドではない「Oliveフレキシブルペイ」の案件を選択する必要があります。現在最高値は3,000円相当となっています。
新規入会&ご利用特典(4万Vポイント)
ご入会の3ヵ月末までに40万円以上利用すると、4万ポイントがプレゼントされます。
Oliveの場合はデビットモードも対象です。しかし、一部対象外項目がありますので注意が必要です。
スマホタッチ決済3回(1万VポイントPayギフト)
プラチナプリファードにてスマホタッチ決済を3回行うと、1万円分のVポイントPayギフトがもらえるキャンペーンです。VポイントPayは投資に利用することはできないので、現金化ルートが存在しません。店頭やネットショッピングで利用するものになります。
VポイントPayに関する詳細はこちら。
スマホタッチ決済の設定方法についてはこちら。
条件はご覧の通りです。入会月と翌月末までの間にOliveプラチナプリファードのクレジットモードにてスマホタッチ決済を3回する必要があります。
キャンペーンページに分かりやすく対象支払いの表が記載されていますので、引用します。
【注意点】
ここでは気をつけておくべき注意点をまとめていきます。引用は全てキャンペーンページからとなります。
Oliveを新規開設する場合(1,000Vポイント)※どちらか1つ
対象者と条件はご覧の通りです。当行というのは「三井住友銀行」を指します。
Oliveに切り替える場合(1,000Vポイント)※どちらか1つ
切替というのは、すでに開設済みの「三井住友銀行」を「Oliveアカウント」に切り替えることを意味します。
対象者と条件はご覧の通りです。こちら切替組はエントリーが必要となっていますのでご注意ください。
エントリーページのリンクをこちらに貼っておきます。
【エントリーページ】
紹介キャンペーン(1,000Vポイント)
紹介者のコードを間違いなく入力する必要があります。紹介者コードはご自身のご家族やご友人など周りの方のものを使っていただくことが理想的です。
キャンペーン概要はこちらより確認できます。当キャンペーンもエントリーが必要ですので、お忘れなく。
【エントリーページ】
通常版(合計56,000円相当)
ポイントサイト(6,000円相当※変動あり)
検索時点では最高6,400円相当で案件が出ていました。
なお、過去1年間での最高値は2023年9月1日~9月7日までの8,500円相当でした。
新規入会&ご利用特典(4万Vポイント)
Olive版と同じ特典です。
スマホタッチ決済3回(1万VポイントPayギフト)
こちらもOlive版とほぼ同じキャンペーンです。
まとめ
以上が、プラチナプリファード2年ホルダーの実際に使ってみた感想と作るべきかどうかの考察でした。
最近は既存のVポイントとTポイントが統合したりOliveラウンジがオープンするなどして、ますます三井住友Olive経済圏が拡大していっています。
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。
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